911はオイル漏れについて神経質になります。空冷&油冷と言うだけあって オイル管理には気を使いますね。 「オイルが漏れるのは入ってる証拠だ」なんてイギリス人的感覚なら気楽に乗れます。ちなみにドイツ人は「直せば大丈夫」、日本人なら「一滴たりとも許されない」、イタリア人なら「オイル漏れってなに?」 って言うとか言わないとか。
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| | よくあるオイル漏れで勘違いしやすい箇所は、左右のカムカバー付近です。カムカバー(タペットカバー)パッキンかロッカーアームが疑わしい。かなりの確率でロッカーアームシャフトからの漏れが発生してますよ。そんな場合はカムカバーパッキン交換だけでは直りません。
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| | この裏から漏れて来るのが確認できたらロッカーアームシャフトの漏れ疑いでしょう。
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| | カムカバーを外せば確認できます。構造上漏れる可能性のある箇所は片バンクで12箇所です。左右だと24箇所になりますね。
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| | その漏れるロッカーアームシャフトって? それはロッカーアームの軸になるシャフトで、カムハウジングを貫通するような固定法です。
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| | 横から見たとこですが、漏れてきてるのわかります?。この漏れ出たところはカムカバーの外になるので、シールされてるわけではなく、エンジン外部に出てくることになります。
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| | シャフトの反対側もそう。こっち側も外になります。漏れるとエンジン外周部に垂れてきますね。
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| | 構造画像です。Bがシャフト、AとFが挟み込みカラー、Hは締め付けボルト、Cがバルブクリアランス調整時に緩めるロックナット、Dが調整スクリューです。Gは後で出てきます。
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| | そしてなぜ漏れるのかですが、その前に仕組みです。カムハウジングの穴に滑り込ませたシャフトの固定法ですが、図で見るとシャフトの締め付けボルト(青矢印)を締めると、左右のカラーが寄って行くように動きシャフトを左右から挟み締めます(赤矢印)。するとテーパーになった締め付けカラーがシャフトの口を押し広げるようになりますね(黄色矢印)
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| | ところが漏れる、なぜ漏れる。それはハウジングとシャフトの接触部分は金属接触だからなんです。確かにアルミとスチールなので精度が完璧なら漏れません。しかし脱着時のキズや汚れ、締めすぎの磨耗で漏れてくるんですねー。漏れてないと画像はこのように乾燥してます。案外新車時からノーメンテだと漏れてないことが多いですが、オーバーホール後になると漏れてたりするんです。シールが入ってないなんてよほどの自信がある製造品質なんでしょう。
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| | あと、メンテナンス時に締め付けしすぎてカラーを割ってしまってることがあります。画像のようにヒビが入ってますよ。漏れてるから強く締めなおすってのが悪循環になってます。こうなると十分な締めが効かずに漏れる原因になりますね。ちなみにパーツはこれ単品でも出ます。
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| | シャフトやカラーなど各パーツはバラで単品購入可能です。
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| | その漏れ対策に有効なシールがこれです。シャフトの溝にはめ込んでシール効果を狙います。純正パーツとして用意されてますが、ノーマルでは装着されてません。別に購入の必要があります。 |
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| | シャフトの溝に入れた画像です。これをハウジングに挿入する時にシールにキズ付けたら意味がありませんね。細心の注意が必要です。
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| | L型6角レンチを入り易いように改造して締め付けます。5mmと8mmですね。 空冷エンジンはなかなか手間のかかるエンジンですよ。 何も考えずにはきちんと組めません。 |